日本瓦斯株式会社

代表取締役専務 柏谷邦彦様

柔軟な支払いに対応し、
検針員や従業員の負担を軽減

1千人以上の検針員を抱えるニチガス。業務用プリン導入で作業の効率化とお金+αのコミュニケーションづくりを実現

1964年に東京オリンピック聖火のガス提供をするなど、ガス小売事業で大きく成長してきた日本瓦斯株式会社(以下、ニチガス)様。2017年以降の電力・都市ガスの自由化領域に参入し、ICTを活用した効率的なオペレーションを強みに、現在は総合エネルギー会社として150万件を超えるお客様にエネルギーを届ける会社へと、更なる飛躍に向かって挑戦を続けている会社です。
ニチガスでは、業務の効率化を測るため、積極的に行ってきたIT化の一環として、業務用プリンを導入。
同社の代表取締役専務である柏谷邦彦様に、業務用プリン導入に至った経緯や使用状況について伺いました。

業務用プリン導入のきっかけや経緯を教えてください

IT化計画の一環として、業務用プリンを導入

エネルギー業界は、全体としてIT化・デジタル化が非常に遅れている業界です。しかし、慢性的な人手不足が叫ばれる中、IT化による業務効率化は必要不可欠です。弊社では、継続的な成長を実現するためにも、早急なデジタル化を極めて優先度の高い課題として捉えています。そこで、デジタルトランスフォーメーションと呼んでいる、弊社のIT化計画の一環として、業務用プリンを導入いたしました。

お金の移動のしやすさが導入の決め手に

これまでにも各社から、さまざまなキャッシュレスサービスのご提案をいただきましたが、当社のニーズにぴったり合うものがありませんでした。我々は関東全域に活動エリアが広がっておりますので、どこにいても活用できるサービスが必要でした。

他社サービスの場合、受け取ったお金を現金化するのに手数料がかかってしまうため、受け取る側に十分なメリットを提供することができませんでした。
プリンの場合、受け取ったお金は24時間365日、いつでも無料で現金化できることから、受け取った側にも時間差やストレスが発生しない嬉しいサービスです。

業務用プリンの使用状況や導入後の変化について教えてください

報酬の支払も柔軟に対応できるように

業務用プリンは、ガス検針員さんへの業務委託費用の支払いと、弊社従業員への経費精算の2通りで利用しています。
当社には、ガスメーターを読み込む検針員さんたちが1千人ほどいらっしゃいますが、彼らの報酬は、計測したメーターの数によって値を読み込んだ件数で報酬額が決まる歩合制となっています。
業務用プリンを導入するまでは、業務委託費用の支払頻度は月に1回のみでしたが、要望があれば週に1回に変更できたりと、柔軟に対応できるようになりました。
同じく、弊社社員の経費精算も、以前までは給料の支払いと同時に月に1度行なっていましたが、経費を負担してから1ヶ月待たなきゃいけないのは、特に新入社員などにとっては負担が大きいですよね。なので、こちらも精算頻度を短縮できるようになりました。

通常の支払い・精算フローであれば、こういった柔軟な対応をするためには、経理側の負担が大きくなってしまい、とても対応が追いつきません。
しかし、弊社では業務用プリンと弊社の経理システムを連携させることで、送金作業を完全に自動化することに成功しました。受け取る側も、24時間365日いつでも瞬時に受け取ることができ、セブンイレブンに行けば、すぐに現金として引きだすことも可能です。

さらに、営業拠点ごとに、小口現金の残高が合っているか確認したり、金庫を置いたりする手間暇も業務用プリンを導入することで一切無くなりました。お金を送る側にも受け取る側にも双方にメリットがあり、いい意味で今まであたり前だと思っていたことが変わりつつあります。

お金+αのコミュニケーションづくりが可能に

プリンは送金時にメッセージをつけられるのも魅力ですよね。無機質なお金をパッと送るだけではなくて、「頑張ってくれてありがとう」とコメントをつけたり、お金+αのコミュニケーションが取れるというのは新しい発見だなと考えています。

また、社内でも「お金のやりとりをするのに、こんな便利な方法があるのか」とサプライズが広がっています。導入して、本当によかったと思っています。今では経費精算だけではなく、社員同士の飲み会の精算や、ワリカンにもプリンを活用していて、社員同士の現金のやりとりが激減しました。

お金を銀行口座からではなく、スマートフォンで受け取ることを不安に思う人もいるかもしれません。しかし、世の中でキャッシュレス化、デジタル化が進んでいるのは明らかです。
サービスをお客様に提供する身として世の中の動きに鈍感になってしまっていては、お客様に響くサービスを提供できないと思います。プリン自体、アプリの操作もシンプルでわかりやすいので、使い勝手の良いアプリですよね。まだプリンを通じたお金のやり取りを体験したことのない人たちにも、体験することで徐々に慣れてもらい、会社全体としてのマインドセットを大きく切り替えていきたいと思います。

今後の展望や業務用プリンに期待することを教えてください

お客様とのやり取りや、従業員の給料支払いにも展開していきたい

当社は150万世帯を超えるお客様にエネルギーを提供してお金のやりとりをしています。今後、お客様とのお金のやりとりの中にもプリンを導入できたらいいなと考えています。

お客様に直接お礼を言ったり、お客様の特性に合わせてキャンペーンを実施したり、今までできなかった、お金を通じたコミュニケーションをお客様ともとれるようになったら最高ですね。

また、業務用プリンのみならず、決済手段としてもプリンを導入することで、ペーパーレス化・キャッシュレス化をさらに進めていきたいです。

従業員への送金に関しても、今は経費精算だけですが、法改正が行われて、給与の支払にも業務用プリンを活用できる日が待ち遠しいです。

法人と個人、
お金からなかよく。

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